オフィスチェアと事務机、売る前にどこを見る?型番・鍵・搬出経路の整え方
オフィスの移転や席数の見直しでチェアと事務机を手放すとき、意外に迷うのが「どこまで調べてから相談すればよいか」です。似た外観でも仕様が異なるため、全体写真だけではメーカーや型番、機能の状態まで伝わらないことがあります。
確認する順番は、品物の特定、現在の状態、付属品、搬出条件の4段階に分けると整理しやすくなります。スマートフォンとメジャーを用意し、重い机を確認のためだけに動かしたり、分解したりする作業は避けましょう。
メーカー・型番と寸法から品物を特定する

最初にそろえたいのは、品物を取り違えずに伝えるための情報です。チェアと机の全体を撮ったうえで、メーカー名や型番が表示された部分を探します。表示が見つからない場合も、無理に持ち上げたり裏返したりせず、確認できた範囲を伝えれば構いません。
ラベルは「場所が分かる写真」と「読める写真」を撮る
製品表示は、チェアなら座面の裏側や背もたれの背面、机なら天板の裏側、引き出しの側面、脚部の内側などに貼られていることがあります。機種によって位置は異なるため、次の2種類を撮っておくと説明しやすくなります。
- 製品全体とラベルの位置関係が分かる写真
- メーカー名や型番を読み取れる近接写真
- 型番らしい表示が複数ある場合は、それぞれの写真
- 同じ品物が複数ある場合は、おおよその数量が分かる写真
光が反射すると表示が読めないため、撮影角度を少し変えておきます。型番かどうか判断できない文字列は、書き写すよりも写真で残すほうが誤記を避けやすいでしょう。メーカー名を確認した後の業界情報の入口として、日本オフィス家具協会(JOIFA)の公式サイトも参照できます。個別製品の仕様は、各メーカーが公開する情報を優先して確認してください。
寸法はチェアと机を分けて測る
事務机は幅・奥行き・高さ、チェアは外形の幅・奥行き・高さを測ります。チェアの高さが変わる場合は、測定時の状態も添えましょう。厳密に測れない箇所は、無理に動かさず「約○cm」と伝えます。
型番が読める写真と外形寸法がそろうと、名称だけでは区別しにくい品物でも相談内容をまとめやすくなります。
オフィスチェアは昇降とキャスターを別々に見る

チェアは外観だけでなく、日常的に動かす部分の状態も確認します。ただし、脚部のひび割れや大きながたつきが見える場合は、無理に座って試さないでください。安全に操作できる範囲で確認し、不具合があればそのまま伝えます。
昇降は動作と高さの保持を確認する
昇降機能があるチェアでは、レバーを操作したときに座面が上がるか、体重をかけた状態で下がるかを確認します。高さを変えた後、座面がすぐに下がってこないかも見ておきましょう。
- 座面の上昇と下降ができるか
- 設定した高さを保てるか
- レバーに曲がりや欠損がないか
- 回転やリクライニングに引っ掛かりがないか
- 肘掛けや背もたれに目立つぐらつきがないか
リクライニングの固定や肘掛けの調整など、搭載されている機能は製品ごとに異なります。付いていない機能を探すのではなく、普段使っていた操作部が動くかを一つずつ確かめます。
キャスターは欠け、回転、絡まりを目視する
チェアを少し動かし、各キャスターが回転するか、車輪や取り付け部に欠けがないかを見ます。糸くずや髪の毛が絡んでいる場合は、手で安全に取り除ける範囲にとどめてください。
座面や背もたれについては、破れ、擦れ、落ちない汚れ、クッションの偏りなどを撮影します。状態を良く見せようとして無理に補修するより、傷んでいる位置が分かる写真を用意するほうが説明は明確です。
事務机は天板・鍵・付属品を一続きで確認する

事務机は天板だけでなく、引き出し、鍵、配線部品、脇机などを含む構成が分かるようにします。机とワゴンを別々に撮る場合も、どれが一組なのか分かるように並びを残しておきましょう。
天板の傷は正面と斜めから撮る
天板は、全体を正面に近い角度から撮影した後、傷や剥がれが光で分かるように斜めからも撮ります。確認したいのは、次のような箇所です。
- 天板表面の擦り傷、欠け、膨らみ、落ちない汚れ
- 側面や角の剥がれ
- 後付け部品を外した跡やねじ穴
- 配線穴、配線トレー、幕板の有無と状態
- 引き出しの開閉や内部の汚れ
鍵がある場合は本数を数え、無理のない範囲で施錠と解錠を試します。回りにくい鍵を力任せに動かす必要はありません。鍵が見つからない、折れている、特定の引き出しだけ開かないといった状態も、そのまま相談内容に含めます。
分解できそうに見えても、先に外さない
脚や天板にねじが見えていても、それだけで安全に分解できるとは限りません。メーカーの組立説明書や製品情報を確認できる場合は参照し、不明なら「分解可否は未確認」と伝えます。
過去の移転時に分解したことがあるか、組立用の金具や工具が残っているかも有用な情報です。確認のために固定部品を外すと、部品の紛失や転倒につながるおそれがあるため、現在の形のまま撮影しておきましょう。
搬出経路は家具ではなく「通れる空間」を測る

品物の情報がそろっても、出口まで運べるか分からなければ搬出条件を判断できません。机とチェアの設置場所から建物の出入口まで実際に歩き、狭い場所、曲がり角、段差を確認します。
扉・廊下・エレベーターの実際に使える幅を見る
搬出経路では、図面上の寸法よりも、扉を開いた状態で使える幅や高さが参考になります。次の場所を順番に確認します。
- 部屋の扉と建物出入口の開口幅・高さ
- 廊下の最も狭い場所と曲がり角
- 階段の幅、踊り場、手すり、段差
- エレベーターの入口と内部の幅・奥行き・高さ
- 搬出車両を止める場所までの距離
直線部分を通れても、長い天板は曲がり角で向きを変えられない場合があります。家具の寸法と経路の寸法を分けて伝え、曲がり角や段差は写真も添えると状況を共有しやすくなります。撮影時は、社員の顔、書類、室名、顧客情報などが写り込まないよう注意してください。
重い机を経路確認のためだけに持ち上げたり、一人で移動させたりする必要はありません。床や壁の養生、分解の要否、搬出方法は、品物と現場の情報を伝えたうえで相談します。
相談時は写真と確認結果を一つにまとめる
連絡する際は、メーカー・型番、寸法、数量、チェアの動作、机の状態、鍵や付属品、分解可否、階数と搬出経路の順にまとめると、抜けを見直しやすくなります。取扱品の案内はリサイクルジャパン愛知のオフィス家具買取サービスで確認できます。
品物の写真と搬出条件がそろったら、買取査定・相談ページから内容を送ってください。依頼前に流れを確認したい場合は、買取に関するよくある質問も参照できます。分からない項目を推測で埋めるのではなく、「未確認」と区別して伝えることが、無理のない売却準備につながります。
